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執筆者の写真一雄 秋穂

操体法治療コースってなんですか?

更新日:2月21日

あまり聞きなれない治療法と思われるかもしれませんが、操体法は操体法は仙台の医師橋本敬三(1897−1993)が骨接ぎ、正体術、ヨガ、鍼灸などの民間療法を参考にして作り上げた独自の日本医学です。新潟医専(後の新潟大学医学部)を卒業後、生理学を専攻していた橋本医師は、急遽知人の頼みで北海道は札幌の個人病院を任されることになった。ところが大学で研究ばかりしていた橋本医師は臨床経験がなく、治療にも思うような効果が上がらない。特に苦手としていたのが、整形外科、腰痛、肩こり、膝の痛みなどの運動器の疾患だったそうです。


治療効果が上がらなければ、患者は病院での治療をあきらめその他の民間療法家へ助けを求めていきます。そして、民間療法家たちのもとで治療を受け実に見事に治っていく様子を見て感激した橋本先生は町の上手いといわれる民間療法家を読んではその技術の教えを乞いました。そして様々な療法を勉強するうちに全ての療法に共通する治療の極意にたどり着きました。


「民間療法家は痛みを治しているのではなくからだの歪みをただしている。」


それから橋本医師は、痛みの部位を診るのではなく、全ての患者に存在するボディーの歪みを正すことで様々な痛みや病気を治療した。1981年のNHKのラジオ「人生読本」に出演以降、その効果を聞きつけた患者は地元仙台のみならず、東北地方全域より橋本医師の温古堂診療所へと押し寄せたといわれています。


そして操体法の名は全国的に有名になり、現在でも橋本医師の意思を受け継いだ後継者により研究、発展し続けています


【適応症】


操体法では本来適応症という考え方を致しません。


橋本医師はその著書の中で「健康とはつまり、人間が生命活動を行う上でのエネルギーバランスが取れていて環境に適応しうる状態をいう。」と解説しています。


そのバランスが崩れてしまうとからだは歪み、症状疾患を引き起こす原因となります。本来私たち人間の体にはこの生命エネルギーを調節し病気にならないための機能があり、このことを生体恒常性(ホメオターシス)と呼びます。


この働きにより極端にバランスを崩すことなく健康的に生命活動を行えているのです。そしてこの生体恒常性が保たれなくなった状態を不健康状態と呼び、様々な症状疾患の温床となります。


操体法ではこの様な症状疾患の元となるからだの歪みを正すことで、からだの自然治癒能力を最大限に発揮させるお手伝いをします。


【操体法の治療とは】


健康な体はからだに余計な緊張や制限がなくスムーズに動くことができます。この自然にからだが動かすことが出来ている状態を連動性が整った状態と呼びます。反対に歪みのある体は、歪みの箇所を中心に筋肉は緊張し、関節の動きは制限され見るからにぎこちない動きになってしまいます。このような状態を連動性が失われた状態と呼んでいます。


この連動性を妨げている箇所を見つける1番の方法は動かしてみることです。歪んだ身体を運動分析してみると必ず動かしにくい関節が見つかります。その関節の拘縮を除去して、運動制限を解除してあげれば自然な連動性が回復し、それに伴って痛みや運動制限などの症状も消失するのです。


【治療費はいくらですか?】


操体法の治療は予防医学、健康増進の為の治療という見地から自費診療とさせていただきます。1回の治療費は5000円です。


【操体法を教えてもらうことは可能ですか?】


操体法の専門家向けの練習コースもございます。そのコースでは実際に操体法の治療を受けて頂きながら、操体法の考え方・身体の見立て方・連動学を学習して頂きます。期間を設定せず一回毎の料金が10000円となります。理解度には差がございますが、おおよそ20回ほどで操体法についての基礎的な知識と実技が身につきます。このコースは正しい知識と技術を身につけていただくために20回セットでのお申込みとさせていただきます。(1回90分×20回)各種クレジットカード決済も対応しております。ご相談ください。




#操体法#整骨院#骨盤矯正#交通事故治療

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