『LOVE』
Love is free, free is love, ( 愛は自由 自由が愛)
Love is living, living love, (愛は生きること 愛を生かして生きること)
Love is needing to be loved. (愛は必要であること 愛される必要があるということ)
ジョン・レノンの楽曲『LOVE』の中の一節です。
この曲の歌詞を読んでみると、「愛とは感じる事」「愛とは触れる事」「愛は僕たちが愛し合えるということを知る事」などとジョンレノンの『愛』についての捉え方がよくわかります。ジョンレノンはご存知の通り日本人芸術家のオノヨーコの旦那であり、大の親日家だったようで、この歌詞もオノヨーコから教えてもらった松尾芭蕉の俳句からインスパイアされて作ったそうである。この『愛』という言葉は本当に大きな言葉だ。なんと言うか色んな概念とか思想とか宗教とかそんなものを包み込める包容力のある言葉である。「僕は君の事を愛している。」とかなんとか行っている薄っぺらい愛から、無償の愛である母の愛、全ての人に対して抱く人類愛などなど、同じ『愛』という言葉でもその対象物が代わるだけでもその言葉の持つ波動は随分趣をかえてくる。自分自身を愛するように家族を愛する事が出来ればとても幸せな家族でいられる。自分の愛する家族を愛するように隣人を愛す事が出来れば、自分の住む町はすてきな町になる。自分の住む町を愛するように自分の住む国を愛すれば安心して暮らす事が出来る幸せな国になる。自分の国を愛するようにこの世界を愛すれば争いの無い平和で幸せな世界になる。どこかの誰かがやるのではなく、自分一人でも変えていこうという人が増えて来る事で少しずつ変わってくる。自分一人が50億人集まれば本当に世界中が愛と平和に満ちあふれた本当に幸せな世界がやってくるのだ。そもそも私達人間は勿論ですが、この世の森羅万象すべてのものは137億年前には恐らくひ
とつの大きなエネルギー体であったのだろう。その大きなエネルギーこそ『愛』そのものであったに違いない。僕たちみんなが愛の波動をもった大いなるイノチなのだ。愛は形がないからこそ自由な存在だ。遠くの国の誰かさんや、遠い昔の誰かさんにも送る事が出来る。だって誰しもみんなが愛の波動を持っているのだから、誰でも愛の波動には共鳴できるはずだ。そして『愛』と『快』は同じ波動を持っているのではないか。人は気持ちよさの中から生まれ、気持ちの良いところに帰っていくのだから。「気持ちよさがわからない」「人
を愛する事が出来ない」という人はからだの感度が下がっているのかもしれない。それだけ想像を絶する様な苦しみや絶望を味わったのかもしれない。でもそれを救うことが出来るのも『愛』と『快』しかない気がする。やっと最近『愛』とか『快』という言葉を使う事に抵抗がなくなって来た。それだけ僕が大人になったということなのだろうか。
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