えーっ、ここだけの話なのですが・・・8月31日の木曜日、健康診断に行くと告知しておりましたが、本当は山下達郎のLIVEを観に福岡サンパレスに行って来ました。
昨年大分のいいちこグランシアター以来2回目の達郎LIVE2年連続でチケットが取れるなんて本当に運が良い。
17時までは整骨院で治療をしていたので終わり次第シェアサイクルのチャリチャリにまたがり福岡サンパレスへ。
急いでペダルを漕いだこともあり15分で現地に到着。達郎さんがラジオで言っていた通り若いカップルがよく目立つ。
そう言えばウチの患者さんも結婚式の入場曲に達郎さんの「ずっと一緒さ」を使ったと言っていたから確実に若いファンも少なくは無い。
僕の席は二階席のど真ん中。去年の立ち見席から比べたらかなり良い席に違いない。
ここでLIVEレポートしても良いけれど今年のツアー後半に参戦するファンにセットリストのネタバレになるといけないので今回は齢70歳にして2300席の会場を二日間満席にする山下達郎に学ぶ治療院経営と題してレポートしてみたい。
僕が達郎さんのLIVEで感じた印象
達郎さんを始めプレイヤーのスキルが圧倒的 これは40年以上第一線で活躍している達郎さんだから当たり前だけど、やはり強いこだわりを持ちながら音楽を追求するその姿勢が垣間見える。知識と技術と経験に裏付けられた安定感が聴衆を深いリラクゼーションに誘う。
他のアーティストには無いオンリーワンがある。山下達郎と言えばと問えば多くの人が「クリスマスイブ」と答える代表曲がある。これは達郎さん自身も公言しているので問題ないと思うのでかきますが勿論真夏のLIVEでも「クリスマスイブ」は演奏されています。達郎さん曰くファンは山下達郎の「クリスマスイブ」を聞く為にLIVEに来るのだからその期待を裏切らない。
音楽もさることながら曲間のMCがまた面白い。私などはラジオ「サンデーソングブック」を聴いて達郎ファンになったくらいなのでこのトークを楽しみに行っているような所もある。ラジオの中でもオールデイズを始めとした音楽の知識を絡ませながらちょっと頭が良くなったように感じられるトークを聴かせてくれる。しかも決して高圧的ではなく「こんな話あるけど興味ある?」的な絶妙なスタンスなのである。だから聴いている方も全く疲れない。
山下達郎のLIVEは長い。曲数も多いけどMCもボリュームがあるので3時間近い。70歳のお爺さんが3時間のLIVEをやるのだからそのスタミナにも驚くが、何よりも緩急とペース配分が神である。決して手を抜いているわけでは無いのだけれど、全体的にはやる側も聴く側も疲れないボリュームで歌声を送ってくれる。しかし聴かせどころではロングトーンで声を張って聴くものを圧倒する。とは言え喉に負担を掛けない様にある程度までで抑えている様には感じる。
ファンの層が幅広い。ざっと見ただけでも上は70代から下は20代まで本当に幅広いファンに愛されている。達郎さんがMCで話していたがラジオのリスナーも低年齢化が進んでいて20歳のリスナーからのハガキを70歳のパーソナリティが読むなんて昔はあり得なかった。そう言えば今回のLIVEにも若いご両親に連れられた赤ちゃんが来ていた。この調子で広がっていけば本当にゆりかごから墓場までになりそうだ。
と気になった所ではこんなものでしょう。どれも音楽業界に限らず治療院でも同じようなシュチュエーションは必ずある。こんな具合にまとめながら東京修行時代の恩師のことがふと頭に浮かんできた。その人は達郎さんよりはまだ若いとは言ってもすでに60代半ば。未だ現役で東京で治療を行いながら、若い先生達の育成にも力を注いでおられる。私自身直ぐに五十代に足を乗せようとしている孔子は「50にして天命を知る」と言っているが四十代の最後まであれこれ迷っている自分もいる。一人の人間としてまだまだ成長しなければならない。
LIVEの最後ピンスポットの中で達郎さんが「最近は国の内外を問わず争いや分断という言葉を耳にする機会が多い。このライブに参加している皆さんが私たちの演奏を聴いてリラックスしてくれたり笑顔になって明日への活力になってくれることを切に願います。」という言葉肝に銘じて今日からの治療院での業に活かしていきたいと思います。
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